Vol.112
2024年12月号
彩の国さいたま芸術劇場
松 竹 大 歌 舞 伎
2018年7月26日(木)
【昼の部】開演12:30
【夜の部】開演17:00
※会場:熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール
一般発売 | 2018年5月26日(土) |
メンバーズ発売 | 2018年5月19日(土) |
※熊谷文化創造館さくらめいとでのチケット発売は、5/26(土)10:00〜となります。
また同館でのSAFメンバーズチケットのお取扱いはございませんのでご了承ください。
一、近江のお兼(おうみのおかね)
琵琶湖の畔の辺りに暮らす、娘お兼はその美しい見目からは思いも寄らず、漁師を相手に自慢の力で跳ね飛ばす大力の持ち主です。しかし、そんなお兼も年頃の娘であり、それ故に自身の切ない恋心を近江の名所にかけて明かし、純朴な姿を垣間見せます。
明朗で華やかな曲調と娘心を描くクドキ、長い布晒を使っての力強くもたおやかな踊りをご覧ください。
二、曽我綉_御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
_客の御所五郎蔵と星影土右衛門は京の廓で鉢合わせ、一触即発となるが、その場を茶屋甲屋の主人が収める。実はかつて互いに陸奥の大名浅間巴之丞に勤めていたが、五郎蔵と傾城皐月との不義を密告し、二人を領地から追い立てた張本人が土右衛門であった。
一方、旧主が思いを寄せる傾城逢州の身請けのために、金策に奔走する五郎蔵。支払期限が迫り、どうしても金の調達ができず途方に暮れる五郎蔵を心配する皐月の前に、土右衛門が金の工面を申し出る。五郎蔵を想い、土右衛門の意のままに、偽りの愛想尽かしをする皐月。その本心を知る由もない五郎蔵は突然の別れに激怒してしまい…
河竹黙阿弥により書き上げられた本作は、七五調の渡り台詞や『鞘當』の趣向、『縁切り』の場面など多くの歌舞伎の様式美が描かれています。すれ違う切ない恋模様や威勢のいい台詞回しと、みどころ溢れる作品をご堪能ください。
三、高 坏(たかつき)
主人の大名某と共に太郎冠者、次郎冠者は花見に出かける。そこで酒宴をしようとするが高坏がないことに気づき、次郎冠者に買ってくるよう命じる。ところが、高坏がどんなものかを知らない次郎冠者は、高足売の口車に乗せられ高足を高坏と信じ込み買ってしまう。さらには、預かっていた大名の酒も高足売と飲んで酔いつぶれる始末。
戻ってきた大名たちは、次郎冠者が買ったものは高足だと指摘するものの、高坏だと言い張る次郎冠者はついには高足を履き、軽快に踊り出すのであった。
下駄でタップを踏み鳴らすという独創的な趣向の明るく楽しい舞踊劇をお楽しみください。
日時 | 2018年7月26日(木) |
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会場 | 熊谷文化創造館さくらめいと 太陽のホール 【電車】 《バス運行スケジュールについて》 《臨時バス乗り場》 【お車】 |
主催 | 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 |
共催 | 公益財団法人熊谷市文化振興財団 |
製作 | 松竹株式会社 |
同時解説イヤホンガイドあり(有料) |
イヤホンガイドとは… 使用料/700円 |
託児サービス | ことぶきキッズルームにお問い合わせください。 TEL:048-532-2916(月〜金/10:00〜16:00) |
料金 (税込) |
【全席指定】 |
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発売日 | 【一般】2018年5月26日(土) ※熊谷文化創造館さくらめいとでのチケット発売は、5/26(土)10:00〜となります。 |
昭和52年8月1日生まれ。尾上菊五郎の長男。59年2月歌舞伎座『絵本牛若丸』で六代目尾上丑之助を名のり初舞台。平成8年5月歌舞伎座『弁天娘女男白浪』の弁天小僧、『鏡獅子』の小姓弥生・獅子の精で五代目尾上菊之助を襲名。家の芸を受け継ぐ一方、国内のみならず英国でも評価を受けた『NINAGAWA十二夜』や、世界三大叙事詩「マハーバーラタ」を題材とした新作歌舞伎の上演などにも取り組む。立役・女方を共に演じる実力を兼ね備えた花形俳優。
昭和51年6月29日生まれ。坂東楽善の長男。56年12月国立劇場『寺子屋』の寺子で初お目見得。57年5月歌舞伎座『淀君情史』の亀丸で五代目坂東亀三郎を名のり初舞台。平成29年5月歌舞伎座『石切梶原』の梶原平三ほかで九代目坂東彦三郎を襲名。次世代を担う立役として、実直な芸風と爽やかな口跡が魅力の花形俳優。
昭和62年11月22日生まれ。中村時蔵の長男。平成3年6月歌舞伎座『人情裏長屋』の沖石一子鶴之助で初お目見得。6年6月歌舞伎座〈四代目中村時蔵三十三回忌追善〉『幡随長兵衛』の倅長松ほかで四代目中村梅枝を襲名し初舞台。24年12月新橋演舞場『籠釣瓶』の兵庫屋九重ほかで名題昇進。古典的な品格を備える若女方として活躍。
平成元年5月12日生まれ。中村時蔵の次男。6年6月歌舞伎座〈四代目中村時蔵三十三回忌追善〉の『道行旅路の嫁入』の旅の若者で初代中村萬太郎を名のり初舞台。24年12月新橋演舞場『御摂勧進帳』の山城四郎義就ほかで名題昇進。溌剌とした所作が心地良い今後も目が離せない若手立役。
平成5年3月8日生まれ。中村歌六の長男。12年7月歌舞伎座『宇和島騒動』の武右衛門倅武之助で父・歌六の前名を継ぎ、五代目中村米吉を襲名し初舞台。27年1月浅草公会堂『一條大蔵譚』奥殿の常盤御前ほかで名題昇進。大役への抜擢も相次ぎ、愛らしさが際立つ若女方。
昭和36年10月27日生まれ。十七代目市村羽左衛門に入門、42年10月歌舞伎座『盛綱陣屋』の小三郎ほかで初舞台。43年4月歌舞伎座『逆櫓』の遠見で坂東うさぎを名のる。56年5月坂東橘太郎と改名。26年5月歌舞伎座『魚屋宗五郎』の小奴三吉ほかで初代市村橘太郎を名のり幹部昇進。軽やかな身のこなしと小粋な芸風が持ち味の芝居巧者な立役。
昭和26年5月29日生まれ。祖父は八代目市川團蔵。31年5月歌舞伎座『義経千本櫻』の六代君で市川銀之助を名のり初舞台。二代目尾上松緑のもとに預けられ、62年5月歌舞伎座『馬盥』の光秀ほかで九代目市川團蔵を襲名。日本舞踊柏木流十代目宗家も兼ねる。荒事、実事、敵役から老け役までこなし、貫禄が舞台に満ちあふれるベテランの立役。
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5/26(土)より発売
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・電話 048-532-9090(休館日を除く10:00〜17:15)
・窓口(休館日を除く10:00〜17:15) アクセス
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