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彩の国さいたま芸術劇場 |

演劇

【報告】彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会を開催しました!

2014年1月15日

 去る12月17日彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会が開催されました。この会は河合祥一郎委員長を筆頭に演出家、翻訳家、プロデューサーらで構成され、今後の「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の方針を決めていく重要な会議。今回は約1年半ぶりの開催となり、まずは近作の振り返りから始まりました。
 男性俳優だけで演じられるオールメール・シリーズとしては初の悲劇で新しい路線を開拓した第26弾『トロイラスとクレシダ』、蜷川自ら納得のいく演出ができたと自負する第27弾『ヘンリー四世』、歌舞伎の技法を惜しみなく披露した市川猿之助の熱演が記憶に新しい第28弾『ヴェニスの商人』の3作について意見が交わされた後、議題はいよいよ来年度の作品へ。
 開館20周年を飾るシリーズ第29弾『ジュリアス・シーザー』の発表とともに今回明らかになったのは、2014年のシェイクスピア生誕450周年を記念して、過去にシリーズで取り上げた戯曲を新たな作品として上演する「ニナガワ・シェイクスピア・レジェンド」の2作品。その第1弾はシリーズで初めて上演され、かつ蜷川自身が初めて手掛けたシェイクスピア作品でもある『ロミオとジュリエット』。今回の上演では、今後の活躍が期待される若手男性俳優を中心としたオールメール作品として生まれ変わります。続いて第2弾の作品名が発表され、蜷川からその構想が語られると、他の委員から驚きの声が挙がる場面も。
 2014年度は「彩の国シェイクスピア・シリーズ」と「ニナガワ・シェイクスピア・レジェンド」の2本立てで、シェイクスピア作品の新たな魅力をお届けします。どうぞご期待ください!