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彩の国さいたま芸術劇場 芸術監督の近藤良平が第42回ニムラ舞踊賞を受賞いたしました。

ニューヨークを中心に、欧米各地で活躍した長野県諏訪市出身の世界的な舞踊家、ニムラエイイチ氏。
ニムラ舞踊賞は、「祖国日本で後進育成のために貢献したい」というニムラ氏の意思により、親友であり良き理解者でもあった故藤原正男氏を通じて託された寄付金を元に1973年に基金が創設されました。
以来、広く日本の舞踊界を対象として、前年までにもっとも優れた成果をあげた舞踊家、舞踊関係者が選ばれ、ニムラエイイチ氏が生まれた長野県諏訪の地で授賞式が行われています。

【ニムラ舞踊賞とは（長野県諏訪市HP）】

【受賞のことば／近藤良平】
この度は、ニムラ舞踊賞を授与いただける栄誉にあずかり、心より感謝申し上げます。
ダンスカンパニー「コンドルズ」は1996年発足以来、今年で28年目となります。
2000年からは海外にも招聘され、５大陸制覇を目指して活動を続けてきました。
その初期メンバーは未だにダンサーとして全作品で活躍しております。
そして、日本の各所でダンスワークや市民参加型のプロジェクトを組み入れながら
客席一体となって楽しむ公演を行っております。
ダンス教育にも深く関わり、学校だけでなく障がいのある方々との作品創り、
地域との連携にも力を注いで参りました。
彩の国さいたま芸術劇場では現在、芸術監督として活動の重責を担っております。
こうやって一度も止めることなく、舵取りをずっと続けてこられたことに
これまでに出会ったたくさんの方々に深く感謝申し上げます。
今後もコンドルズをはじめ、様々な場で、自由な発想を原動力に地道に羽ばたいていきたいと思います。
歴史あるこの賞を大切に守ってこられた先代の皆さま、
そして実行委員会の皆さまにこの場をお借りし感謝申し上げます。

近藤良平