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公演情報
performance information

彩の国さいたま芸術劇場

音楽

バッハ・コレギウム・ジャパン      J. S. バッハ《マタイ受難曲》

バッハ・コレギウム・ジャパン      J. S. バッハ《マタイ受難曲》

日本が世界に誇る古楽アンサンブルによる、毎年恒例の彩の国さいたま芸術劇場公演。2019年は2年ぶりにバッハ宗教曲の最高峰《マタイ受難曲》を再演します!



2019年4月13日(土)15:00開演

※当日券は、音楽ホール入口受付にて14:00より販売いたします。
正面席6枚程度販売予定

※4月6日(土)関連レクチャー開催!要申込制。詳細はこちら

一般発売

2018年11月24日(土)

メンバーズ発売

2018年11月18日(日)

チケットの購入方法

当日券あり

 

バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)による、毎年恒例の彩の国さいたま芸術劇場公演。2019年は、2年ぶりにJ.S.バッハ《マタイ受難曲》をお届けいたします。BCJは今回、当劇場音楽ホールで、20年ぶりにこの作品の録音に挑みます。これまでもBCJは、年1回の公演のほか、レコーディングやリハーサルで数多く当劇場の音楽ホールを響かせてきました。そんな中でも、レコーディング期間中の公演はとても貴重な機会。BCJとともに育んできた、包み込むように温かく親密なホールの響きを存分に味わっていただけることでしょう。

宗教や時代を超え、人々のさまざまな感情に寄り添う、真の名曲《マタイ受難曲》。音楽の持つ底知れない力を思わずにいられない、人類の宝ともいえるこの作品が、604席の特別な空間に響き渡る時間を是非ご一緒に。彩の国公演恒例となった、BCJ音楽監督 鈴木雅明による作品解説レクチャーとともにお楽しみください。

公演インフォメーション

日時

2019年4月13日(土)15:00開演

会場

彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール

出演

鈴木雅明(指揮)
キャロリン・サンプソン、松井亜希(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン、クリント・ファン・デア・リンデ(アルト)
櫻田 亮(テノール:福音史家)
谷口洋介(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス:イエス)
加耒 徹(バス)

曲目

J. S. バッハ:マタイ受難曲 BWV 244

主催

公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団

後援

埼玉県合唱連盟

託児サービス
2歳以上の未就学児に対して託児のご予約を承ります。
(本公演への未就学児の入場はご遠慮いただいております)
 
【お申し込み先】
株式会社コマーム
048-240-5000(土・日・祝を除く9:00〜18:00)
※お子さま1人につき1,000円の負担金をいただきます。
※公演1週間前までにお申し込みください。
※定員になり次第、締め切らせていただきます。

チケットインフォメーション

当日券あり

料金
(税込)

 ※U25・・・公演時、25歳以下の方対象/ご入場時、身分証明書をご提示ください。
 ※バルコニー席はステージが見づらいお席です。予めご了承ください。

発売日

【一般】2018年11月24日(土)
【メンバーズ】2018年11月18日(日)

プロフィール
PROFILE

鈴木雅明(すずき・まさあき)/ 指揮

1990年「バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)」を創設して以来、バッハ演奏の第一人者として名声を博す。グループを率いて欧米の主要なホール、音楽祭に多く出演、極めて高い評価を積み重ねている。近年はモダン・オーケストラとも活発に共演し、多彩なレパートリーを披露。2001年ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章、平成23年紫綬褒章など受賞。2012年バッハの演奏に貢献した世界的音楽家に贈られる「バッハ・メダル」、ロンドン王立音楽院・バッハ賞を受賞。2013年度第45回サントリー音楽賞をバッハ・コレギウム・ジャパンと共に受賞。2015年ドイツ・マインツ大学よりグーテンベルク教育賞を受賞。イェール大学アーティスト・イン・レジデンス、シンガポール大学ヨン・シゥ・トウ音楽院客員教授、神戸松蔭女子学院大学客員教授、東京藝術大学名誉教授、オランダ改革派神学大学名誉博士。

バッハ・コレギウム・ジャパン Bach Collegium Japan / 合唱&管弦楽

鈴木雅明が世界の第一線で活躍するオリジナル楽器のスペシャリストを擁して結成したオーケストラと合唱団。バッハの宗教作品を中心としたバロック音楽の理想的上演を目指し、日本国内のみならずライプツィヒ・バッハ音楽祭、BBCプロムス、カーネギーホール、コンセルトヘボウ等、活発な演奏活動を展開。1995年から時系列順で取り組んできた「バッハ:教会カンタータ全曲シリーズ」が2013年2月に全曲演奏・録音を完遂し、2014年“ヨーロッパのグラミー賞”と称されるエコー・クラシック賞エディトリアル・アチーブメント・オブ・ザ・イヤー部門を受賞。2013年度第45回サントリー音楽賞を鈴木雅明と共に受賞。2017年7月には「バッハ:世俗カンタータシリーズ」全曲演奏・録音が完結。2017年9月『モーツァルト:ミサ曲 ハ短調』が権威ある英国の音楽賞グラモフォン賞を受賞。

キャロリン・サンプソン Carolyn Sampson / ソプラノ

バーミンガム大学で音楽を学ぶ。完璧なコロラトゥーラ技術と豊かに伸びる輝かしい声で、デビュー以降瞬く間に一流指揮者及びオーケストラや、BBCプロムス、グラインドボーンをはじめ各地の音楽祭に出演。オペラでは、イングリッシュ・ナショナル・オペラでの《セメレ》のタイトルロール、《魔笛》のパミーナの他、パリ・オペラ座での《ピーター・グライムズ》などで活躍。ザ・シックスティーン、フライブルク・バロック・オーケストラ、コンセルトヘボウ管弦楽団、ボストン交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団をはじめとするオーケストラや、多くの著名指揮者と定期的に共演を重ねる。ウィグモアホール、コンセルトヘボウ、カーネギーホール等、各国を代表する会場でのリサイタルも多く、躍進を続ける。グラモフォン賞を受賞したBCJのモーツァルト『レクイエム』のほか、参加したCDが多くの賞を受賞している。2018年5月BCJのアムステルダム、パリ等で共演、聴衆を魅了し、高い評価を得た。
 


松井亜希 (まつい・あき)/ ソプラノ
 
岩手県出身。東京藝術大学声楽科卒業、同大学院修士課程・博士課程を修了。20世紀フランス歌曲研究で博士号取得。在学中に日仏声楽コンクール、友愛ドイツ歌曲コンクール優勝、日本音楽コンクール入選。近年はバッハ・コレギウム・ジャパンメンバーとして多くの公演・録音に参加、代役ソリストを務めたカナリア諸島音楽祭ほか、国内外でのヘンデル、バッハ公演独唱で高く評価され、新国立劇場《ポッペアの戴冠》においても絶賛を博す。東京オペラシティ・リサイタルシリーズ「B→C バッハからコンテンポラリーへ」に出演。広範なレパートリーとしなやかで透明度の高い歌声を生かし、多彩な活動を行なっている。
 


ダミアン・ギヨン Damien Guillon / カウンターテナー
 
ブルターニュの聖歌隊学校で音楽を学び、ソプラノとして歌い始める。バーゼル・スコラ・カントールムでアンドレアス・ショルに師事。声楽と通奏低音とチェンバロでプルミエ・プリを獲得。ソロとオペラの双方でフランス国内外で活動し王立モネ劇場ではフィリップ・ピエルロ指揮/モンテヴェルディ《ウリッセの祖国への帰還》、クリスティ指揮《聖アレッシオ》、カーニ歌劇場での《ジュリオ・チェーザレ》等に出演。BCJとは09年5月新国立劇場で《ポッペアの戴冠》オットーネ役、エディンバラ国際フェスティヴァルで《リナルド》ユスタチオ役や2014年フランス・スペイン公演、2018年7月スイス・フリブール音楽祭等で共演を重ね、好評を博している。

 


クリント・ファン・デア・リンデ Clint van der Linde / カウンターテナー
 
10歳で少年聖歌隊学校で歌い始め、ボーイソプラノとして南アフリカの主要オーケストラと共演。イートン・カレッジ、ロンドン王立音楽大学及び同大学修士課程に学ぶ。ロイヤル・フィル、アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック、キングズ・コンソートなどのオーケストラやノリントン、シュライアーほか多くの指揮者と共演。ヘンデル等のオペラでタイトルロールを多く歌い、05年大野和士指揮R. シュトラウス《影のない女》でブリュッセル/モネ劇場にデビュー、09年夏のエディンバラ音楽祭で鈴木雅明/BCJとのヘンデル《リナルド》に出演、高い評価を得る。BCJとは国内外で、オペラ作品やコンサートで定期的に共演を重ねている。

 


櫻田 亮(さくらだ・まこと)/ テノール

声楽を故平野忠彦、G.ファッブリーニ、W.マッテウッツィ、G.バンディテッリの各氏に師事。第27回イタリア声楽コンコルソ、シエナ部門大賞、2002年ブルージュ国際古楽コンクール第2位(声楽最高位)など受賞多数。アカデミア・ビザンティーナ、ラ・ヴェネシアーナ、ル・コンセール・ド・ナシオンなど一流の古楽アンサンブル、国内外のモダン・オーケストラ等と多数共演する他、クレモナ音楽祭《ウリッセの祖国への帰還》、エディンバラ音楽祭《オルフェオ》など主要なオペラ舞台でも活躍している。日本イタリア古楽協会運営委員長としてイタリア・バロック音楽の普及に務める。二期会会員。13年より東京藝術大学准教授。18年6月ライプツィヒ・バッハ音楽祭でのBCJ公演でもソリストを務め、喝采を浴びる。

 


谷口洋介 (たにぐち・ようすけ)/ テノール

神奈川県横浜市出身。国立音楽大学声楽科卒業。1998年以来、バッハ・コレギウム・ジャパンの主要メンバーとして国内外の演奏会やCD録音に参加している。1999年、クラウディオ・モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》でBCJソロデビュー。バロックから古典派のレパートリーを中心に活躍中。その歌唱力と表現力は高い評価を得ている。2002年、鈴木美登里を主宰として声楽アンサンブルグループ「ラ・フォンテヴェルデ」を結成し、16世紀〜17世紀のイタリアで流行したマドリガーレの演奏と普及に努めている。2014年BCJによるニュージーランド・フランス・スペインツアーでは、J.S. バッハ作曲《ヨハネ受難曲》のソロをつとめ、各地で好評を得た。

 


クリスティアン・イムラー Christian Immler / バス

ロンドン/ギルドホール音楽学校で学ぶ。2001年パリのナディア&リリー・ブーランジェコンクールで優勝。その後、ソリストとして世界各地の主要オーケストラと共演を重ねている。これまでにミンコフスキ、ヘレヴェヘ、パロット、マルゴワールらの指揮者のバッハやヘンデルなどの公演で多く共演し、オペラではボストン古楽音楽祭で《ポッペアの戴冠》、ウィーン室内歌劇場のヤナーチェク《利口な女狐の物語》、クリスティ指揮レ・ザール・フロリサンとシャルパンティエ《ダヴィデとヨナタン》などに出演。ロンドン、ニューヨークなど欧米でのリサイタルも多い。ローザンヌ音楽院、フリブール音楽院教授。BCJとも定期的に共演し、2018年6月ライプツィヒでのメンデルスゾーン《エリアス》公演でもソリストを務めた。

 


加耒 徹(かく・とおる)/ バス

東京藝術大学大学院修士課程を首席で修了。大学院アカンサス賞受賞、武藤舞奨学金を受ける。二期会オペラ研修所マスタークラスを総代で修了し、最優秀賞および川崎靜子賞受賞。NEUE STIMMEN 2013国際コンクールセミファイナリスト。第20回友愛ドイツリートコンクール第2位。14年シャネル・ピグマリオン・デイズアーティスト。歌曲の演奏に定評があるほか、オペラでは日生劇場《ドン・ジョヴァンニ》タイトルロール、《コジ・ファン・トゥッテ》グリエルモ、二期会オペラ公演《ナクソス島のアリアドネ》などに出演。CD『Kaku Toru Debut』『加耒徹×ドイツ歌曲』をリリース。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」出演。声楽を福島敬晃、勝部太の両氏に師事。桐朋学園大学嘱託演奏員。二期会会員。

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「埼玉アーツシアター通信」No.79

P.16-17 バッハ・コレギウム・ジャパン J. S. バッハ《マタイ受難曲》鈴木雅明Interview 取材・文◎那須田 務(音楽評論家)Photo◎ヒダキトモコ
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