彩の国さいたま芸術劇場
彩の国シェイクスピア・シリーズ第16弾 『コリオレイナス』
彩の国シェイクスピア・シリーズ第16弾
『コリオレイナス』
彩の国シェイクスピア・シリーズ第13弾で初演した『タイタス・アンドロニカス』は、2006年6月、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)が主催するフェスティバル― The Complete Works −に正式招待され、シェイクスピアの生誕地ストラットフォード・アポン・エイボンにあるロイヤル・シェイクスピア・シアターでの公演と、それに続くプリマス公演を大成功のうちに終えました。このフェスティバルは、RSCと世界各国から招かれた有数のカンパニーにより、1年間でシェイクスピア全37作品を上演するというRSC史上はもちろん世界でも初の試みであり、蜷川幸雄演出の「タイタス」は、名だたる演出家達の作品の中で最も注目を集め、批評家達の絶賛を浴びて「世界のニナガワ」の名前を改めて印象づけることとなりました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|||||
| 唐沢寿明 | 白石加代子 | 勝村政信 | 香寿たつき | 吉田鋼太郎 | 瑳川哲朗 | |||||
英国公演早くも決定!
−国際演劇フェスティバル「BITE」10周年記念
2007年4月には、英国で最も重要な国際的演劇プログラムの拠点の一つであるロンドン、バービカン・シアターの主催する演劇フェスティバル「BITE - バービカン・インターナショナル・シアター・イベント」10周年を記念し、蜷川演出の新作、ローマ史劇『コリオレイナス』が上演されることとなりました。権威ある演劇祭においても、プログラミングの段階ではまだ上演されていない新作を取り上げることは決して多くはありませんが、これまでにハイナー・ゲッペルス、ロバート・ウィルソン、ピナ・バウシュら世界的な演劇人と並んでこの演劇の殿堂でたびたび公演を行ってきた蜷川の実績と、『タイタス』英国公演の大成功が『コリオレイナス』のBITE公演に結びついたと言っても過言ではないでしょう。 この英国公演に先駆け、この度『コリオレイナス』を日本の観客の皆様にお届けいたします。『コリオレイナス』は日本では必ずしも馴染み深い演目とは言えませんが、2000年に来日し英国アルメイダ・シアターが上演した(演出:ジョナサン・ケント)のは記憶に新しいところです。その来日公演で世界的なスター俳優レイフ・ファインズが演じたタイトルロール、ローマの武将ケイアス・マーシャス(後のコリオレイナス)を唐沢寿明が、そしてコリオレイナスが異常なまでの愛を注ぐ母ヴォラムニアの役を白石加代子が務めます。そのほか勝村政信(ヴォルサイの将軍)、香寿たつき(コリオレイナスの妻)、吉田鋼太郎、(コリオレイナスの友人)、瑳川哲朗(護民官)など、実力派ぞろいの豪華なキャスティングが実現し、重厚な人間ドラマを繰り広げます。シェイクスピア最後の悲劇に取り組む蜷川版『コリオレイナス』にご期待ください。
STORY
母と子の破壊的な絆、君主と民衆の血塗られた衝突。
両軸が交わったとき、運命の時がおとずれる。
紀元前5世紀初め、共和制に移行したばかりのローマ。食糧不足のため、貴族たちに不満を募らせるローマ市民。その中でも特に目の敵にされているケイアス・マーシアス(のちのコリオレイナス)はヴォルサイ人との戦闘に参加。都市コリオライの城内に一人閉じ込められ傷を負いながらも、敵の指揮官オーフィディアスとの一騎打ちのすえローマを勝利に導く。
ローマに帰還したマーシアスは英雄としてたたえられ、陥落した都市の名前にちなんでコリオレイナスの称号を受ける。コリオレイナスは執政官に推薦されるが、執政官になるためには謙虚のしるしであるボロ服をまとい広場に立ち、傷あとを見せながら市民に了解を得なければならない。コリオレイナスはその慣習に強く抵抗するが、周囲の説得によりしぶしぶ慣習に従う。無理やり愛想をふりまき彼は何とか市民の賛成を得る。しかし彼の失脚を狙う2人の護民官のそそのかしによりその賛成は撤回され、逆に彼は反逆罪で訴えられてしまう。市民と対立するコリオレイナス。彼は母ヴォラムニアの説得により市民に謝罪することを了解するものの、護民官の狙いどおり途中で癇癪を起こしてしまい、民衆の敵としてコリオレイナスはローマから追放される。祖国への復讐の念に燃えるコリオレイナスは宿敵オーフィディアスのもとへ。自分を追放した連中への仕返しのため、オーフィディアスに協力を申し出る。二人は和解し友情を誓い、共に戦う仲間となる。
ローマ領に攻撃をしかけるヴォルサイ軍。慌てたローマ側はコリオレイナスに和解を申し出るが、彼はかつての友人さえも無視しローマ侵略を続ける。しかし彼の母、妻、息子までもが嘆願に訪れ、さすがに心動かされるコリオレイナス。和解を受け入れローマの兵を引き揚げる。ヴォルサイ軍内でどんどん存在感を増すコリオレイナスを疎ましく思い始めていたオーフィディアスは、彼がローマと和議を結んだことに憤慨。裏切り者としてコリオレイナスを責め、殺してしまう。コリオレイナスが生き続ければ危険な存在になったと言いながらも、その生涯を称えるオーフィディアスであった。
プロフィール
唐沢寿明(からさわ としあき)
1987年ミュージカル「ボーイズレビュー・ステイゴールド」で初舞台を踏む。「利家とまつ」(NHK)、「白い巨塔」(CX)などのドラマに出演。97年映画「ラヂオの時間」(三谷幸喜監督)では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞している。主な舞台作品には、野田版「から騒ぎ」、野田版「真夏の夜の夢」、ブロードウェイミュージカル「big」、山田和也演出「浪人街」、NODA・MAP「TABOO」「カノン」など。蜷川演出作品は、「マクベス」「天保12年のシェイクスピア」。また04年公開の蜷川監督映画「嗤う伊右衛門」(東宝)では主役を演じた。2006年は、フジテレビの連続ドラマ「小早川伸木の恋」で主演を務め、地球ゴージャス「HUMANITY」に出演。NHKの大河ドラマ「功名が辻」に前田利家役でゲスト出演予定。白石加代子(しらいし かよこ)
早稲田小劇場(SCOT)を経て現在に至る。舞台を中心に映像でも活躍する。主な舞台出演作品に、「劇的なるものをめぐって-II」「東海道四谷怪談」「バッコスの信女」「クリテムネストラ」「悲劇」「桜の園」、現代能「鷹井」、「メアリー・スチュアート」「常陸坊海尊」「ミザリー」「8人で探す」「グリークス」「おやすみ、母さん」「リア王−影法師−」など、多数。蜷川演出作品に「夏の夜の夢」「身毒丸」「ペリクリーズ」「グリークス」「天保十二年のシェイクスピア」がある。又、連続企画「百物語」「源氏物語」を行っている。「百物語」は海外でも評価が高い。観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞、第一回読売演劇大賞優秀女優賞、第三回読売演劇大賞優秀女優賞、スポニチ文化芸術大賞優秀賞、芸術選奨文部科学大臣賞など数々の賞を受賞。2005年紫綬褒章受賞。勝村政信(かつむら まさのぶ)
蜷川スタジオを経て、87年劇団第三舞台入団、92年の退団まで主要メンバーとして出演。93年には「天才たけしの元気が出るテレビ」(NTV)にレギュラー出演。舞台、テレビドラマ、映画、CFと幅広く活躍。蜷川演出作品としては「零れる果実」「昭和歌謡大全集」「パンドラの鐘」「マクベス」「シブヤから遠く離れて」「天保十二年のシェイクスピア」がある。その他の出演作品として、野田秀樹演出「半神」、イアン・マッキルヒニー演出「ストーンズ・イン・ヒズ・ポケッツ」、鈴木裕美演出「法王庁の避妊法」など。香寿たつき(こうじゅ たつき)
宝塚歌劇の星組トップスターに就任。歌・ダンス・芝居と三拍子揃った実力派男役として活躍。03年退団。宝塚在団中に初めて外部出演で出演した「天翔ける風に」の再演で女優デビュー。その後、主な作品には「屋根の上のヴァイオリン弾き」「リチャード三世」「WEST SIDE STORY」「モーツァルト!」「...and the World Goes 'Round」「club seven 3rd stage」「ミス・再婚」と幅広く活躍中。06年9月には蜷川演出「オレステス」に出演。吉田鋼太郎(よしだ こうたろう)
シェイクスピア・シアター、東京壱組を経て、劇団AUNを演出家栗田芳宏と結成。劇団公演の他に「奇跡の人」、日英両国で上演したジョナサン・ケント演出「ハムレット」、栗山民也演出「喪服の似合うエレクトラ」、長塚圭史演出「悪魔の唄」など様々な舞台に出演。劇団AUNでは演出も行っている。今夏「尺には尺を」をサンシャイン劇場で上演した。蜷川演出舞台では、タイトルロールを演じた「タイタス・アンドロニカス」の他、「グリークス」「オイディプス王」「お気に召すまま」「メディア」「天保十二年のシェイクスピア」「間違いの喜劇」、2006年9月には「オレステス」にも出演する。第六回読売演劇大賞 優秀男優賞、第三十六回紀伊國屋演劇賞 個人賞などを受賞している。瑳川哲朗(さがわ てつろう)
劇団青俳を経て、「サウンド・オブ・ミュージック」「ザ・ファンタスティックス」など数々のミュージカルに主演。テレビドラマでも活躍する。「夏の夜の夢」「NINAGAWAマクベス」「ハムレット」「リチャード三世」「三文オペラ」「近松心中物語〜それは恋」「ペリクリーズ」「オイディプス王」「ロミオとジュリエット」「近代能楽集〜弱法師」など数多くの蜷川演出舞台にも出演、欠かせない存在である。06年には「オレステス」にも出演した。1989年シアターVアカサカを設立。公演インフォメーション
公演日程:
公演日時: 2007年1月23日(火)〜2月8日(木)
1/
2324
日25
日26
日27
日28
日29
日30
日31
日2/
12
日3
日4
日5
日6
日7
日8
日
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
13:00
★
休
演
★
★
★
★
休
演
★
★
★
★
★
19:00
★
★
★
★
★
★
★
★
★
★
会場: 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
演出: 蜷川幸雄
脚本: W. シェイクスピア
翻訳: 松岡和子
出演: 唐沢寿明、白石加代子、勝村政信、香寿たつき、吉田鋼太郎、瑳川哲朗 ほか
チケットインフォメーション
料金:



























